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zoom RSS Linux導入記 07 MS-IMEで単語登録した辞書をAnthyに移行する方法と手順

<<   作成日時 : 2008/09/20 02:00   >>

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今日からしばらくはWindowsからLinuxへの設定の移行について書いてみます。

私の環境はWindows XP(Home Edition SP2)とUbuntu8.04のデュアルブートですので、原則的にはいつも通りこれら2つのOSを想定して書かせていただくことにいたしますが、こちらの記事はWindows XPやUbuntuといったディストリビューションに限らずある程度一般的なWindowsとLinuxで通用する内容であるかと思います。


今回は

MS-IMEで単語登録した辞書をAnthyに移行する方法と手順

について書いてみました。
日本語入力バー
ただしLinuxではroot権限を取得できる(rootで作業可能)環境であるという条件が必要です。
また、以下コマンドで
$ sudo ********
としていますが、これはUbuntu流のコマンドの書き方です。例えばFedoraで
$ su
の後
# ********
などでももちろんかまいません。





〜MS-IMEで単語登録した辞書を
Anthyに移行する方法と手順編〜




理屈としては「AnthyはAnthy用のバイナリ辞書ファイルの他にも、Cannaのテキスト辞書ファイルが扱える」「テキスト辞書ファイルはテキストファイルであるがゆえに扱いが楽である」という2点です。


 【特選フリーソフト】かな漢字変換ソフトCanna(下):ITpro
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/LIN/oss/20040616/145932/


こちらのページの

 MS-IME・ATOK辞書をCanna辞書へ変換するスクリプト
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/linux/src/ime2canna.pl


を使わせていただくと簡単です。

まず最初にWindowsのMS-IMEツールバーから「ツール」→「一覧の出力」とたどり、辞書ファイルを任意の場所(ただしLinuxからアクセスできるディレクトリ)へ出力しておきます。そのファイルの名前を、例えばimedics.txtとしておきます。(できればこの段階でimedics.txtの文字コードをEUCにしておくとよいと思います。)

次にLinuxを起動します。
Synapticを使いnkfperlをインストールしておきます。その後端末を開き、先ほどのimedics.txtのあるディレクトリに移動します。

$ nkf -e imedics.txt > imedics.euc

このコマンドを実行して文字コードがEUCになったimedics.eucというファイルが、現在のディレクトリすなわちimedics.txtのあるディレクトリに出来上がります。あるいはgeditで開いて「別名で保存」→「名前をimedics.eucに」→「エンコーディングをEUC-JP-MS」とすることも可能です。(既にimedics.txtの文字コードがEUCの場合、この作業は必要ありません。次のコマンドのimedics.eucをimedics.txtに読み替えて実行してください。)
ここで上述のime2canna.plを現在のディレクトリに移動して

$ perl ime2canna.pl imedics.euc > canna.t

と実行します。成功すればcanna.tというファイルが現在のディレクトリにできているはずです。一度ここでテキストエディタを開き、canna.tの中身を眺めてみてください。全くの白紙だったり文字コードEUCで読み取れない場合はどこかで失敗しているということになります。


以降コマンドに慣れている方はコマンドのほうが楽かと思いますが、この記事ではGUIで行きたいと思います。root権限GUINautilusを使いますので、くれぐれも操作ミスに気をつけてください。

端末を2つ開き、それぞれで

$ sudo nautilus

$ sudo gedit

このコマンドを実行するとroot権限Nautilusgeditが起動しますので、Nautilusで/usr/share/anthy/dicへと移動してください。
2ch.tとかadjust.tとかbase.tとかextra.tとかname.tとかutf8.tとか色々な辞書ファイルが見つかると思います。ここに先ほど作ったcanna.tを移動します。root権限のあるNautilusなら移動できるはずです。
次に/etc/anthyへと移動してください。diclistというファイルが見つかるはずなので、それを既に起動しておいたgeditで開きます。中身が
base.t
extra.t

のようになっているかと思いますが、ここに好きな辞書ファイル(例:name.t)とcanna.tを追記します。
base.t
extra.t
name.t
canna.t

この様に記述して上書き保存します。root権限のあるgeditなら上書きできるはずです。

ここでroot権限のNautilusとgeditを終了してください。
最後に、

$ sudo update-anthy-dics

を実行して終了です。実際にAnthy上で使えるようになるには一度ログアウトしてから再ログインする必要がありますが、これで使えるようになるはずです。

一度以上の作業を完了してしまえば、もし以後にこの辞書を編集したい場合も、root権限で/usr/share/anthy/dic/canna.tを編集し、
$ sudo update-anthy-dics
を実行するだけでOKです。

おまけですが、IME辞書ファイルが複数にわたっている場合、全てファイルを結合してから上記の操作をしたくなると思います。
こういった場合のために、Linuxには複数のテキストファイルを結合するcatコマンドが用意されています。
catコマンドは本来テキストファイル標準出力に出力する(通常は画面へ表示すること)という機能ですが、複数ファイルを指定し、リダイレクトを利用することで複数のテキストファイルを結合することが可能です。
具体的には
例えばfile_hoge.txtとfile_piyo.txtを結合したい場合は
$ cat file_hoge.txt file_piyo.txt > newtextfile.txt
となります。そのフォルダ内の(例えば)file_で始まる複数のファイルを全て結合したい場合は、
$ cat file_* > newtextfile.txt
などとすることで一斉に結合することも可能です。






次回は「IE(Internet Explorer)お気に入りFirefox 3.0に移行する方法と手順」について書きたいと思っております。
少しでもお役に立てれば幸いです。



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